Scroll to navigation

MKDTEMP(3) Linux Programmer's Manual MKDTEMP(3)

名前

mkdtemp - 他と重ならない一時的なディレクトリを作成する

書式

#include <stdlib.h>

char *mkdtemp(char *template);


glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):

mkdtemp(): _BSD_SOURCE

説明

mkdtemp() 関数は、他と重ならない名前の一時的なディレクトリを template から作成する。 template の後から 6 文字は XXXXXX でなければならない。 この部分はディレクトリ名を他と重ならなくするための 文字列で置き換えられる。 ディレクトリは許可属性を 0700 として作成される。 template は変更されるので、文字列定数にしてはならず、文字配列にすべきである。

返り値

成功した場合、 mkdtemp() 関数は 変更された template 文字列へのポインタを返す。 失敗した場合は、NULL を返して、 errno を適切に設定する。

エラー

template の後ろから 6 文字が XXXXXX でない。 この場合、template は変更されない。

errno に設定される他の値については、 mkdir(2) を参照すること。

バージョン

OpenBSD 2.2 で導入された。

準拠

POSIX.1-2008. この関数は BSD に存在する。

関連項目

mkdir(2), mkstemp(3), mktemp(3), tempnam(3), tmpfile(3), tmpnam(3)

2008-08-21 GNU